東京アクアティクスセンター

競泳男子1500m自由形やマラソンスイミングなどで東京五輪出場が内定しているイタリアのグレゴリオ・パルトリニエリ選手(26)に思わぬ障害が立ちはだかりました。

リオ五輪の競泳男子1500m自由形の金メダリスト、パルトリニエリ選手は、今夏に行われる東京五輪に向けて、1500m自由形、800m自由形、マラソンスイミングの3種目での出場が内定しており、メダルの獲得が期待されていました。しかし大会が1カ月後に迫った23日、イタリア水泳連盟(FIN)のパオロ・バレッリ会長は、パルトリニエリ選手が伝染性単核症に感染していることを明らかにしました。バレッリ会長は、「東京五輪へ向けて完璧な仕上がりを見せていたので、非常に残念に思います。しかしパルトリニエリは類まれな王者であり、夢に描いた東京での複数のメダル獲得を目指し、最後の1メートルまで戦うでしょう」と話しています。

パルトリニエリ選手はこのため、練習の負荷を落として調整を続けており、今週末にローマで開催予定のセッテコッリ杯を欠場することになりました。パルトリニエリ選手の症状は軽いとのことですが、早い回復が待たれます。

Gazzetta dello Sport』より