stadio nazionale o stadio olimpico del Giappone

5月21日、2020年東京オリンピックに参加するイタリア選手団の旗手が発表されました。

東京五輪の旗手として選ばれたのは、自転車競技のエリア・ヴィヴィアーニ選手(32)とクレー射撃のジェシカ・ロッシ選手(29)の2人。2人には、開会式のちょうど1カ月前にあたる6月23日、ローマの大統領宮クイリナーレ宮殿にて、トリコローレ(三色旗)が手渡されます。

自転車競技およびクレー射撃の選手が旗手を務めるのは、イタリア史上初めてのことだそうです。イタリアはこれまで、自転車競技において金33個、銀16個、銅10個を獲得。クレー射撃においても金9個、銀8個、銅8個と、どちらの競技においてもメダルを量産しています。

現在、ジロ・デ・イタリアに参戦中のヴィヴィアーニ選手は、2014年リオデジャネイロ五輪において、オミニアムで金メダルを獲得した一方、ロッシ選手は、2012年ロンドン大会において、トラップで金メダルに輝いており、2人ともゴールドメダリストです。イタリアオリンピック委員会(CONI)のジョヴァンニ・マラゴ会長がかねてより、「旗手はオリンピックで金メダルを獲得した選手でなければならない」と強調していた通りの選考となりました。なおロッシ選手は、イタリア史上6人目の女性旗手に。過去には、1952年のミランダ・チコニャーニ選手、1984年のサラ・シメオニ選手、1996年のジョヴァンナ・トリッリーニ選手、2012年大会のヴァレンティーナ・ヴェッツァーリ選手、2016年フェデリカ・ペッレグリーニ選手らが旗手を務めています。

ヴィヴィアーニ選手は、「光栄であり、誇りに思いますし、とても感動しています。とても幸せです。東京で旗を持って行進するのが待ちきれません。イタリアのアスリートの代表として先導できるなんて素晴らしいし、楽しみです。一生忘れられないものになるでしょう」とコメント。ロッシ選手も、「東京でエリア・ヴィヴィアーニとともに、イタリア選手団の旗手を務めることになることは、昨日から伝えられていました。正式発表された今、あふれるほどの喜びを感じています。素晴らしいことですし、幸せに感じています」と心境を明かしています。

マラゴ会長は、自転車競技およびクレー射撃の選手を選出した理由について、「2競技で100個近くに上るメダルを獲得しているが、信じられないことに旗手を輩出したことがなかった」と説明しています。また、ロッシ選手の選出については、「イタリア史上最年少の女性金メダリストだったことに加えて、クレー射撃を代表する選手である」と述べました。マリオ・ドラギ内閣でスポーツ担当補佐官を務める元フェンシング代表のヴェッツァーリ氏も、「完璧な選択だった」と話しているとのことです。

出典
『Gazzetta dello Sport』Tokyo, Elia Viviani e Jessica Rossi saranno i portabandiera azzurri
『Gazzetta dello Sport』Viviani e Rossi portabandiera. Malagò: “Riconoscimento dovuto”
『Sport Mediaset』Elia Viviani e Jessica Rossi portabandiera azzurri a Tokyo 2020

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です