stadio nazionale o stadio olimpico del Giappone

先日、東京オリンピックに出場するイタリア選手団の旗手2名が発表されました。2人の経歴について紹介したいと思います。

https://twitter.com/Coninews/status/1395395132749406215

クレー射撃代表ジェシカ・ロッシ

1992年1月7日生まれの29歳。カーニヴァルで有名なフェラーラ県チェント出身の選手です。わずか17歳にして、2009年ISSF世界射撃選手権および2009年ヨーロッパ選手権で優勝。2012年ロンドン五輪では、100点中99点というワールドレコードで金メダルに輝き、オリンピックにおけるイタリア史上最年少の女性金メダリストとなりました。クレー射撃のトラップ種目における金メダルの獲得は、イタリア女子初となる快挙でした。続いて2013年および2017年の世界射撃選手権も制覇。ヨーロッパ選手権では合計5個の金メダルを獲得しています。東京五輪では、イタリア史上6人目となる女性旗手を務めます。

なおイタリアクレー射撃代表には、ロッシ選手の元夫で2019年世界射撃選手権銀メダリストのマウロ・デ・フィリッピス選手が選ばれる可能性が非常に高まっています。この場合、ロッシ選手のトラップ混合代表チームのパートナーは元夫になることになりますが、ロッシ選手はこれを回避し、代わりにシルヴァーナ・スタンコ選手が出場する可能性もあるようです。(注:ロッシ選手はその後、「元夫とチームを組む準備はできています」と報道を否定しました)

またロッシ選手の尊敬する女性アスリートは、元カヌー代表のヨセファ・イデム氏と元フェンシング代表のヴァレンティーナ・ヴェッツァーリ氏。『Rai』のテレビ番組に出演した際に、「アスリート生活と家庭を両立していたから」と理由を挙げています。

自転車競技代表 エリア・ヴィヴィアーニ

ヴィヴィアーニ選手は1989年2月7日生まれの32歳でヴェローナ出身。2016年リオデジャネイロ五輪のオムニアム金メダリストは、1998年から本格的にキャリアをスタートすると、2005年にはヨーロッパユースオリンピックフェスティバルで2つの金メダルを獲得するなど、ジュニア時代からロードおよびトラックの両種目において輝かしい成績を収めてきました。2010年からはプロチームに所属して活躍を続けています。

https://twitter.com/eliaviviani/status/1395442790881021961

ヴィヴィアーニ選手はこれまで、リオ五輪の金メダルのほか、ヨーロッパ自転車競技選手権大会や世界選手権自転車競技大会で数々のメダルを獲得。グランツールにおいても活躍を見せ、ジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャなどで区間優勝を果たしています。現在はフランスのプロチーム、コフィディスに所属しており、東京五輪では、自転車競技のイタリア代表として初めてとなる旗手を務めます。

出典
『Sky Sport』Olimpiade Tokyo, Jessica Rossi ed Elia Viviani portabandiera dell’Italia
『Gazzetta dello Sport』Jessica Rossi: “Mi sono separata”. Salta la gara con l’ex marito all’Olimpiade?

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